主な全身疾患に応じた歯科治療について
DENTISTRY FOR THE SICK
高血圧の方
歯科治療に対する痛みや恐怖と血圧の上昇は密接な関係にあると言われております。いつもはそれほど血圧が高くない人でも、緊張しがちな歯科医院で血圧を測ると、普段より30～40mmHg血圧が上がることは珍しくありません。片桐歯科クリニックでは、無痛治療、ストレスフリーな歯科治療を常に心がけており、血圧が高めの方にも安心して治療を受けていただけます。また、血圧降下剤の副作用による歯肉の腫れなど、高血圧の患者様特有の口腔内疾患に対しても対応いたします。
糖尿病の方
糖尿病を患っている方は、血糖値のコントロール状態に応じた歯科治療を受けていただけます。血糖値コントロールを行いやすくするために歯周病管理を行ったり、低血糖発作予防のために、食事時間帯では診療予約をなるべくおとりしないといった配慮など、よりきめ細やかな治療を心がけております。
血液サラサラの薬を服用している方
脳梗塞、心筋梗塞、狭心症など、いわゆる血栓症を患っている方は、抗血栓薬や抗血小板薬などといった、血液をサラサラにするお薬を服用されているケースが多く、そのような方は、抜歯などの出血を伴う処置を行う場合、以前は血液をサラサラにする薬の服用を中止して歯科治療を行っていました。しかし、薬の服用を中止することにより脳梗塞や心筋梗塞が再発するリスクがとても高くなることが疫学的に証明されております。片桐歯科クリニックでは、かかりつけ医療機関の主治医の先生との連携のもとに、患者様の全身状態の把握を十分に行ったうえで、なるべく抗血栓薬の服用を中止することなく、安心安全な歯科治療を受けていただけます。
骨粗鬆症
ビスフォスフォネート系（BP）製剤を服用している場合、抜歯や外科治療、インプラント手術などで問題になる可能性があります。BP製剤を服用している方が骨の露出を伴う外科治療を受けた場合、顎骨壊死や骨髄炎などの症状を引き起こすケースも近年学会にて報告されております。かかりつけ医療機関の主治医の先生との連携をしっかりとりながら、歯科治療を進めていきますのでご安心ください。
その他、肝臓病・腎臓病などの内臓疾患、全身疾患の方も、全身状態に応じた安全で適切な歯科治療を受けていただけます。